広川町商工会

接着剤不使用小樽の商品開発と販路拡大【合同会社いなかず商店】

合同会社いなかず商店小樽1
広川町太田地区にて昭和23年に開業し折詰弁当箱製造を営んできたが、平成2年に現代表に事業承継し、包装用木製品製造卸に業態転換を進めてきました。薄い木の板を使った折箱製造を行ってきたが、プラスチックの代替品が台頭し、小樽を中心とした食品用木箱製品へシフトチェンジ、現在では贈答用明太子の包装材となる木樽製造が売上の大半を占めています。

新事業に取り組むきっかけ・概要

合同会社いなかず商店小樽2
福井県特産品「鯛の笹漬け」の包装材を製造できる事業所を探しているとの情報を弊社卸業者から聞き、試作品を作ったところ、表面の滑らかさや組立時に狂いが少なく密着度が高い等の品質を高く評価されたのがきっかけとなりました。小樽製造のため、製造工程の整備、簡素化、改良に着手し、製品の品質向上を目指すと共に、商談会などに出店し、新規取引先の開拓を行っています。

成果や今後の展望

事業主写真
代表社員 稲員信幸

接着剤不使用小樽を製造するために独自に開発したオリジナル製材設備を導入、高い品質を維持したまま量産化にも成功しました。令和元年は2万個の受注を頂くことができたが、この市場は、潜在需要は300万個と言われているため、自社製品の紹介、PR等営業強化を図ると共に、製材設備を増設し生産性を高めていきたいと考えます。


合同会社いなかず商店

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